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はじめに。。。

性的表現がありますが、ストーリー重視の小説です。
18歳未満の方や、♂×♂同士の恋愛話に抵抗のある方はご遠慮ください。



月・水・金

の、

週3日、PM21:00

に更新しています。

たまに、お休み頂くこともありますが、ご了承ください。


Hiroto_Fukuyama
🌠イラスト:豆たろさん🌠

私の創作ですので、自己満足の世界とも言います。
中傷、批判とかは受け付けません。(きっぱり)
なお、文章及び画像は著作権放棄しておりません。
無断使用、無断転載は固くお断りします。

最新記事か、下記の、お好きな≪ ≫シリーズ欄でどうぞ。
≪イベント小説の紹介≫
 季節物な物語です。

≪うちの子たち、ご紹介≫シリーズ
 全キャラが登場します。  

≪雅俊平&雅治≫シリーズ
 陸上から始まったお互いの物語。

≪福山博人&福山友明≫シリーズ
 医者を通しての恋物語。

Kindleにて福山博人&山口昌平の作品を販売しております。
【天然御曹司の友情にメリークリスマス!】
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≪新田嘉男&桑田政行≫シリーズ
 水泳アスリートだった政行の恋物語。

≪利根川五右衛門&高瀬義昭≫シリーズ
 政行の父が社長の会社で、利根川は専務を、政行の秘書をしていた高瀬の恋物語。
このブログ始まってのリーマンモノです。


≪宮田一族≫シリーズ
 宮田文雄&松井弘毅の恋物語。
大学生&高校生モノです。


Kindleにて『恋人は副会長』を販売しております。
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30≪その他のキャラたち≫
 クリックして、目次内をご覧ください<(_ _)>


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きっかけは君の一言 (20)

まさか、本当にもらい物のアーチェリーと京都土産を持って大学に行くとは思いもしなかった。
あの後、ナイフから電話があり事の顛末を話すと分かったと言ってくれた。

今は、副学長とナイフ副学長を目の前にした治の緊張度はもの凄く高くなっているのが伝わってくる。
治、目の前にいる副学長は、お前の父親だよ。

こうして見ると、親子だとよく分かる。
京都土産を渡し、京都での話しだけでなく、あのマンションがナイフ副学長のだとは知らずに住んでいましたと丁寧に挨拶をしている。挙げ句の果てに事業を起こしたことも自分から話している。2人の副学長は京都土産の八つ橋を食べながら聞いている。
副学長は俺に振ってくる。
 「俊平先生も大変でしたね」
 「え、なにがですか?」

今度はナイフだ。しかも、こんな事を言ってくる。
 「可愛い子ほど突き落としたくなるって言うからね」
 「突き落としていいでしょうか?」

治は俺に文句を言ってくる。
 「えー、やめてよね」

すかさず割って入ってきたのはナイフ。
 「5年生ともなるとタメ口になるんだね」
 「あ、う……、申し訳ありません」
 「事業もいいけど、君は留年しているんだ。そこを自覚してね」
 「はい」

さすがの治もナイフには叶わないってことだな。

1時間の予想だったが、まさか3時間も経っていたとは思いもしなかった。帰ろうかと治を立たせると、ナイフに呼び止められる。
 「ああ、そうだ。俊平先生、話があるのですが」
 「はい、なんでしょう? 治、一人で帰れるよな」

治の緊張度はマックスだったみたいだ。その証拠に声が裏返っている。
 「それでは、ここで失礼致します」
 「雅君には、こちらの副学長から話しがあるそうなので」
 「え?は、はい……」

何を話したのか分からないが、治が俺のマンションに来たのは夜も21時を回っていた。
 「何を話したんだ?」
 「んっとね、アーチェリーの使い方を話して、その後一緒にご飯食べに行った。奢って貰ったんだよ。どうしよう。俺、なんかしたかなぁ」

そんな治に笑っていた。
 「笑わなくてもいいでしょっ」
 「ごめん、ごめん。何を食べたの?」
 「居酒屋をはじめ、お好み焼き屋、串焼き屋、オムレツのお店に……、えーと、最後はアッサリ味の炊き込みご飯と味噌汁の、お店。そうそう、うどんも美味しかった。どれも最高に美味しかったよ」
 「良かったな」
 「うん。で、ね。俺はどうしたらいい?」
 「今度会ったら、食事をありがとうってお礼を言うだけでいいと思うよ」
 「ん、分かった」

治は本当に嬉しそうだ。
副学長、2人きりの親子タイムを過ごされたのですね。

その時に気がついた。ナイフが俺を呼び止めたのは、こういう事を知っていたからか。あらかじめ話しておいてくれると協力したのに。でも、あの話しはないだろう。

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父子2人での初の食事。
何を話したのかは、また別で書きますので、お楽しみに~

きっかけは君の一言 (19)

夕食は、昨日と同様に買い物に行って部屋食べをする。
ホテルの道路を挟んだ向かいにはテイクアウト用の店があったので、そこに行くと和洋中なんでもござれの店だった。
2人して食べたい物を買って食べ、食後はアーチェリーを取り出しやってみる。治がくれた方のだ。
 「もしかしてハマったの?」
 「できるかなと思って」

10本やって1本しか当たらなかった。だけど、昨日や今朝とは違う。視線を外さなかったからだと気がついた。

長距離は黙々と走るだけで意識が遠のいても足は動く。だけど、他は違う。たまには短距離系をアップに取り込んでみようかな。

京都に来て4日目は、治と2人で散策中。
 「俊平、楽しんでる?」
 「楽しんでるよ。と言っても、お上りさんだけど」
 「あは。俺も、お上りさんだよ」

風が吹き、治の髪が乱れる。
 「うわっ、セットが乱れる-」
 「治も、気にするようになったんだな」
 「どういう意味だよ」
 「ゆっくりでいいからな」
 「何が?」
 「いいから黙ってて」

治の髪を撫でつけてやる。
 「しゅん……」

ここは京都で、東京ではない。それが俺を大胆にしていた。
久しぶりに触れる治の唇。この旅行中にエッチできないかなと思っていたけど、たまにはこういうのも悪くないな。
いきなり治が視線から外れた。
 「治、どうした?」
 「も、う……。俊平ったら、こんなとこでしないでよね」
 「どこでしてもいいだろ」
 「恥ずかしいなあ、もう……」

すると、素っ頓狂な声を出してきた。
 「あ、お土産屋さんみっけー」
 「何か買うのか?」
 「うん。待ってて」

暫く待ってると出てきたので聞いていた。
 「誰に?」
 「お母ちゃんに。おしとやかになってくれますように、って」
 「なってくれるかなぁ……」
 「なって欲しいけど、こればかりは……」

もう少しでホテルに着くと言う時、治は大声を出してくる。
 「そうだ、忘れてた。副学長へのお土産を買わないと」
 「なんで?」
 「俊平が言ったんじゃない。京都土産ですと言って渡せって」
 「あれか……」
 「そうだよ。何が良いかなあ」
 「帰るの、いつだっけ?」
 「明日。だから、明後日でも良いから持って行く。連絡しといてよ」
 「本気か?」
 「うん。連絡よろしく」
 「明後日のって、いつだよ」
 「えーと……、昼過ぎぐらい?」

その首を傾げるのはやめてくれ。可愛すぎて鼻血が出そうだ。
というか、慌ててメールする。返事が来るまで時間が掛かったのは向こうも驚いたのだろう。
副学長、私も驚いているんですよ。

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きっかけは君の一言 (18)

しかし、真ん中はもとより掠りもしないので砲丸投げのように投げる。
 「えーと、優しく投げてくださいね」

もう1回。
 「体重移動させるように、前に一歩出る感じで右手を投げる」

前に一歩踏み出すと同時に右手を投げるが外れてしまう。
 「その調子で、視線は的ですよ」

もう一度同じように投げるが外れる。
 「右手に注意して。的に対して平行に飛ばすようにしてください」

もう1本。
 「手首にスナップかかっています。まっすぐ飛ばしてくださいね。視線は的ですよ」

もう1本。
 「肩から投げるように。んー……、手首に力を入れないで。入れすぎると矢は外れます」

もう1本。
 「的から視線を外さないようにしてくださいね」

思わずぐったりしていた。
 「疲れた……」
 「野球は手首に力を入れスナップをきかせます。だけど、これはスナップをきかせると的を外してしまうのです。ゴミをゴミ箱に投げ入れる事があると思います。ゴミ箱は下に固定されていますが、手首に力はあまり入れないと思いますよ。力を入れ過ぎると、ゴミ箱がひっくり返り、ゴミは散らかります」
 「うん、それは分かる」
 「視線は的にって、何回言ったか覚えていますか?」
 「え?」
 「最後まで視線は外さないでくださいね。ボーリングと同じです。投げたら、そのままの格好で最後まで見届ける。でないと、どこをどう通ったのかわかりませんからね」
 「ああ、そうか」
 「それでは矢を持ったまま投げないでください。投げたつもりで右手を動かしましょう」

言われたとおりにする。
 「視線は的ですよ。そのままの姿勢で右手を見てください。右腕はどうなっていますか?」
 「む……?」
 「右腕は上下に動かないよう支えるので、投げた後の右腕はまっすぐになっています。あなたの右腕はどうなっていますか?」
 「まっすぐに、なってるような……」
 「投げた後は肩から腕、指先までがまっすぐになります。少し下がっていますね」
 
右腕を直される。
 「簡単に見えるのだけど」
 「アーチェリーや弓道は5m以上離れて矢を放ちます。それには肩の力を強くし、視線は的から外さないようにします。マシンジムより難しいでしょう?」
 「難しいですね」
 「陸上はゴールありますが、こういったのは点数なんです。的に当たると点数は上がりますが、外れると0点とかマイナスの減点になりますからね」

ここで引き下がるのも悔しい。そう思うと聞いていた。
 「体重移動がスムーズにいくとできる?」
 「それだけでは無理ですが、手首にスナップをきかせたら外しますよ」

なんだっけ、砲丸ではなく、あ、そうだ。矢投げだ。そのつもりで投げてみよう。
 「最後に、もう1本いいですか?」
 「はい、どうぞ」

シュッ!と音が聞こえる。
 「おー! 的に当たりましたね」
 「なんとなくだけど、分かりました」
 「あと2,3本されてみますか?」
 「はい!」

3本やって、2本が的に当たった。
 「頭使いますね」
 「そうですね。陸上は何センチ、何ミリの世界ですが、こういうのもいいでしょう?」
 「普段使わない筋肉を使いました。でも、違う意味でヤッタ!という感じです」

休憩してマシンで身体を動かし汗を出す。やっぱり、こっちの方が俺には向いてる。

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きっかけは君の一言 (17)

ジムの午後の部が始まる時間になったので、上に行く。
 「いらっしゃいませ」
 「こんにちは」

着替えをするとタオルを肩に掛けランニングマシンに向かう。
 「あ、いらっしゃいませ」
 「こんにちは。あれって弓矢?」
 「はい、弓道です。されてみますか?」
 「へぇ、色んなのがあるんですね」
 「集中力を高めるからって、人気あります」

弓道のエリアに入るとカーテンを閉めてくれる。そうか、開いていると気になってできないからか。昨日、見かけなかったのは使用中だったからかと気がついた。

先に身体の向きを教えて貰う。
 「肩の力を抜いて、視線は的の中心ですよ」

そう言われ、少し斜めに立ち的に向かって身体をまっすぐに向ける。
 「そして身体は動かさず、そのままの体制で右手を離して射る。やってみましょう」

5本飛ばしたが、1本も掠らない。
 「うーん……」
 「最初からできるものではありませんので気を楽にしてくださいね。では、お手本してみますね」
 「お願いします」

そのスタッフが放った矢は的のど真ん中に当たった。
 「凄い!」
 「コツがあるんですよ。左手は動かさず、視線で射るようにするのです」
 「難しそうだ」
 「直ぐには無理ですよ」
 「おもちゃで遊ぶしかできないかぁ……」

せっかく買ったのになあと思うと残念でならない。
 「近くでされてみますか?」
 「近くとは?」
 「今は10m離れています。それを3m離れた地点から、片手で刺すように投げるのです」

こうやってと言い、1本を投げる。
 「あらら、真ん中にいかなかったか……」
 「できそうかも」
 「どうぞ」

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