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はじめに。。。

性的表現がありますが、ストーリー重視の小説です。
18歳未満の方や、♂×♂同士の恋愛話に抵抗のある方はご遠慮ください。



月・水・金

の、

週3日、PM21:00

に更新しています。

たまに、お休み頂くこともありますが、ご了承ください。


Hiroto_Fukuyama
🌠イラスト:豆たろさん🌠

私の創作ですので、自己満足の世界とも言います。
中傷、批判とかは受け付けません。(きっぱり)
なお、文章及び画像は著作権放棄しておりません。
無断使用、無断転載は固くお断りします。

最新記事か、下記の、お好きな≪ ≫シリーズ欄でどうぞ。
≪イベント小説の紹介≫
 季節物な物語です。

≪うちの子たち、ご紹介≫シリーズ
 全キャラが登場します。  

≪雅俊平&雅治≫シリーズ
 陸上から始まったお互いの物語。

≪福山博人&福山友明≫シリーズ
 医者を通しての恋物語。

Kindleにて福山博人&山口昌平の作品を販売しております。
【天然御曹司の友情にメリークリスマス!】
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≪新田嘉男&桑田政行≫シリーズ
 水泳アスリートだった政行の恋物語。

≪利根川五右衛門&高瀬義昭≫シリーズ
 政行の父が社長の会社で、利根川は専務を、政行の秘書をしていた高瀬の恋物語。
このブログ始まってのリーマンモノです。


≪宮田一族≫シリーズ
 宮田文雄&松井弘毅の恋物語。
大学生&高校生モノです。


Kindleにて『恋人は副会長』を販売しております。
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30≪その他のキャラたち≫
 クリックして、目次内をご覧ください<(_ _)>


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みんな友だちだよ #5

だから、誰にも知られたくない。
知らない所に行きたい。
そう思い、締切りギリギリに受験先を変更した。

そう思い受験して合格したのは新潟県の都市部にある学校に決まった。
そこは、国立大学付属高等学校。

なぜか孝一と香奈も居る。

寮の部屋が違う階にあるので、まだ良しとしていた。
翌日、学校に行くと2人とも同じクラスにいる。
驚きの方が勝っていた。

声が掛かる。
「洋一?」
「あ、本当だ。洋ちゃんもここなんだ。良かったー、知ってる人がいて。」

手をグーにして突き出してくるが、今の自分には何も言えない。
「なんで……」

孝一が驚きの声を上げる。
「お! あのお喋り雀が絶句したぞ」
「言い負かしたのって初めてだね。おめでとー」

誰にも会わないんだ。
そう願い受験したのに、よもやここにバツ2相手の子に会うとは。
こいつは悪くない。
悪いのは――。

それは分かっていた。
だけど、どうしても顔を合わせるのが辛かった。
だから逃げるように国大附属を受験したっていうのに。

「洋一、どした? あの、お喋り野郎が大人しくなったものだなぁ」

この天然野郎。
「……お前は」

孝一は覗き込んでくる。
「何々?」

何かを感じ取ったのだろう。
孝一は香奈にこんなことを言い出した。
「香奈も新しい友達作らないとな」
「もちろんよ。友達いないと寂しいからねえ」

タイミングよく先生が入ってくる。
お喋りヒバリは黙ってしまったが、俺の隣の席に座る。
「はい、起立。礼」

着席はないのか?
そう思うと、こう言ってくる。
「それでは、これから入学式に向かう。この花を胸元に飾って廊下に出ろ。出席番号で並ぶぞ」

出席番号か。
前後になるのかと思うと気が重い。
だけど、いざ並ぶと3人いる。

先生の声が聞こえてくる。
「はい、出発! 出席番号1番。お前がナビゲーターだから迷うなよ」
「え、俺? 先生が引率でしょ?」
「目の前を1組連中が行ってるだろ。見失ったら、俺たちと3組は出席できんぞ」
「嘘だろ-」
「俺は、後ろの方に用事があるんだよ」

出席番号1番は1組の後ろを見失わないように歩く。
「とんでもねー奴が担任になったもんだ……」


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ほんと、担任の仕事を放置だねw

みんな友だちだよ #4

洋子と洋一の父である隆はまったく身に覚えはないが、認知してくれと頼まれると認知しまくっていたら、いつの間にか子どもは10人を超えていた。
孝一も、その内の1人だ。

なにしろ東の村上は医者で金持ちだからだ。
西の村上は会社の社長だが東の村上とは違い、財布の紐はギュッと強く結んでいる。
誰もが、東の村上に言い寄るのだ。

おしゃべり雀とあだ名を付けられるほどのお喋り好きな洋一は、同じお喋り仲間の孝一と仲が良い。

2人が揃えば煩くて敵わない。そして、2人は頭のできだけでなく運動神経も良いので馬鹿にしたくてもできない。
だから、こっそり陰で罵ることしか出来ないでいた。

父親なんて好き勝手に出歩き子どもを増やしていると言うことは知らないでいた。

洋一には従兄弟がたくさん居るのだが、まだ知らなかった。
ましてや、一番仲が良い孝一も従兄弟だとは思っていなかったのだ。

それが分かったのは高校入学の時だった。

「お父さん。何だよ、これは!」
「何が?」

これと言って市役所からもらった入学申請書一式を見せる。
「どういうこと? 俺に兄弟がいるなんて一言も」
「一人っ子じゃないから寂しくないぞ」
「そういうことじゃないっ」
「何が知りたい?」
「お姉ちゃんのことは知っていた。だから再婚でバツ一だと思っていたんだ。なのに……。これを見るとバツが8つもあるじゃないかよっ」
「そんなに付いてるんだ? なんとまぁ……」
「なんでこうなるんだよっ」
「嫌か?」
「教える気はなさそうだな」
「自分の弱みを人に話すな。それがアダとなる。」
「忍者じゃあるまいし。なら死んでも誰にも話すな! この……、黒歴史野郎!」

父は笑っている。
「黒歴史、か……」

息子が忘れていった書類を手に取ると、息子を中心とした姉、弟の名前が連なっている。
その内の1つの名前が目に付く。

「村上孝一」

思わず呟きが出る。
「ああ、そうか……。仲が良かったからか」

俺の過去は誰にも話してないからな。
養父母も亡くなった今、誰も知らない。

洋一、お前は忍者の末裔だ。
甲賀忍者の、な。

ふと見ると、保護者の記入欄がある。
それを見て納得した。
「なるほど、これか。書いて欲しいと言えばいいのに。」

記入し、印鑑も押すとリビングのテーブルに置いてやる。
こうしておくと分かるだろう。


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黒歴史だなんて……(*≧m≦*)ププッ

みんな友だちだよ #3

今日も洋一は仲の良い孝一と一緒に遊んでいる。
遊んでいると言えば聞こえは良いが、例のごとく跳んでいるのだ。

「洋ちゃん」
「お姉ちゃん」
「あ、コウちゃんも一緒なんだね。」
「うん。一緒に遊んでいるの。」
「仲間に入れて。」

その言葉に男子2人は同時に言っていた。
「いいよー」

姉の洋子も交えて3人で跳んでいると、もう1人がきた。
「やっぱりここだ」
「あっちゃー。見つかったか……」

洋一は言ってやる。
「香奈ちゃんも遊ぶ?」
「うんっ。でも、香奈はままごとが良いな。」
「良いよ。片付けるから待ってて。」
「はーい。」

だが、孝一は睨み付けていた。
「洋一っ」
「仕方ないよ。香奈ちゃんにはこれできないから。」
「うーん……」

片付けが終わると、今度はままごとになる。
毎回のように、お母さん役は香奈ちゃんで、お父さん役は姉の洋子だ。
洋一と孝一は赤ちゃん役になったり、お兄さん役になる。

この役どころに異論を唱えたことがあった。
その時、香奈ちゃんの言葉に何も言い返せないでいたのだ。
「お父さん役は、男の子だろっ」
「コウちゃんと洋ちゃんは弱いじゃない。お父さんは強くて頼もしくなきゃね。」
「だからって、お姉ちゃんが」

姉の洋子は笑っている。
「2人ともかかっておいで。誰が強いのか決着しよ。」
「よし、やってやる!」

2人揃って洋子相手に本気でやったものだ。
でも、なぜかやられ返されていた。
「おねーちゃんのバカ力-」
「ヒロコさん、強すぎ-」

そんな2人を見ながら洋子は笑っていた。
「2人ともまだまだね」

そんなことがあったので、男子2人は強く出れないのだった。


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みんな友だちだよ #2

今日も、同じように跳んでいる。
すると声が掛かってくる。
「また、そういうことさせてる」
「だって」
「ヨーイチ。男なら拳だよ」
「はいっ」

中国の武道家の血を継いでいる妻はいつも元気だ。
美人で、よく気がつく子だ。

医大を卒業して、すぐに結婚した。
その時にいってくれた。
「私、ヨーコと仲良くなったんだ。だから、一緒に暮らそうよ。」

学生結婚して洋子が生まれ、事故に遭い死んでしまった元妻のことを忘れなくて良いと言ってくれたのが嬉しかった。
洋一が生まれると、洋子はブラコンぶりを発揮させ面倒を見てくれる。
今からそんなだと結婚できるのだろうか。
外見は大人しそうなのに、中身は男勝りだからなあ。

数人の男子に告られていたが、自分より弱い奴とは付き合わないと言って子どもながら男子と組み手をして負かせていた。
再婚相手が強いし武道家だから叩き込まれているのもあるが、まあ結婚する頃になると大人しくなるだろう。

その頃。
小さかった町が大小の隣町とくっつき1つの市となった。
『東の村上と、西の村上が派閥争いまっただ中!』

そんな噂を立てられるが冗談じゃない。
張り合いたくないので、最初の談合で言ってやる。
「私の、東の村上は医者です。西の村上は医者ではないので争う事は無いはずです。」

その言葉に、西の村上はこう応じてきた。
「では、こうしよう。西の村上は、このまま市を繁栄させていく会社だ。ここにお集まりの皆さん。よろしいかな?」

その言葉に会場は一致したみたいだ。
「でも、たまには集まりましょうや」
「そうそう、息抜きしたいですよね」
「ビールでも飲みながら」

その言葉に応じてやる。
「良いですね。医者の立場としては飲み過ぎにはご注意を。それだけです。」

誰かが調子に乗って言ってくる。
「医者がいるから診てくれる。なぁ、心配ないよな。」
「おや、私の専門は外科ですよ。専門外なので違う方を呼ばないと。」

その言葉に、皆がワハハッと笑う。
その時は、それでお開きになった。
それからは市を繁栄させるための会合と称して年に4回集まり、一緒に食べ飲みしていた。


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